海外安全対策情報(2019年4月~6月)
令和元年7月5日
1 治安情勢
(1) 犯罪の傾向
ア 一般犯罪
当地においては,路上において暴行や脅迫を加えて物を奪い取る「路上強盗」、追い越しざまなどに物を盗み去る「ひったくり」が頻繁に発生しており、主な被害品は、財布、現金、スマートフォンである。
被害に遭わないためには,
・ 路上でスマートフォンやタブレットを操作しない
・ 肩紐が頑丈なリュックサック,ショルダーバッグを携帯する
・ ショルダーバッグはたすき掛けにし,車道の反対側に携帯する
・ スマートフォン,財布等は,バッグ内のフックなどに結束する
・ 短距離でも車で移動する
・ ひったくりされやすく,万が一,ひったくられた場合,転倒する危険性が高いベチャ(三輪車),バイクタクシーの利用は避ける
などの対策が必要である。
また,被害に遭った際は,犯人が凶器を所持していることも念頭におき,決して抵抗しないことが重要である。
なお、邦人が被害者となる事件の発生はなかった。
イ 薬物犯罪
覚せい剤や大麻の所持等による検挙が後を絶たず,当館管轄内の6州(アチェ州、北スマトラ州、西スマトラ州、リアウ州、ジャンビ州、リアウ諸島州)の中では北スマトラ州における検挙が最も多い。
過去には,見知らぬ者から薬物と知らされずに物品の運搬を依頼された結果,密輸に関わったとして当地警察に検挙された例もある。
巻き込まれないようにするためには,
・ 見知らぬ者又は知人からでも物品の購入や運搬の依頼に安易に応じないこと
・ 購入・運搬を引き受ける場合は,物品に不審点がないか隅々まで確認すること
が重要である。
(2) テロ・爆弾事件発生状況
当地においては、テロ・爆弾事件の発生はなく、日本人や具体的な日本関連施設がテロの標的とされている情勢にもない。
しかし、5月中、インドネシア国家警察は、北スラウェシ州、西ジャワ州において大統領選挙に起因するデモ等の混乱に乗じたテロを企画していた者を検挙しており、当地においてもデモは頻繁に行われていることから、テロの格好の機会となる可能性がある。
テロの巻き添え被害を防ぐためにも,当地で標的とされる可能性が高い警察,軍及び政府関連施設,教会等の宗教施設(宗教行事),ショッピングモール,公共交通機関等不特定多数の人が集まる場所を訪れる際は,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した際は速やかにその場を離れるようにするなど,自らの安全を確保する行動をとる必要がある。
(3) その他
ア 刑務所における暴動の発生状況
刑務所において囚人が暴動を起こした上,数十名から数百名が逃走するという事案が、5月中は2件(リアウ州シアク県、北スマトラ州ランカット県)、6月中は1件(アチェ州北アチェ県)発生した。
未だ逃走中の囚人も存在すると思料され,逃走に必要な物品,現金等を得るために窃盗,強盗を敢行する可能性もある。
被害に遭わないためにも,上記1(1)ア記載の対策に留意するほか
・ 自宅や宿泊先,車両のドア等の確実な施錠
・ 外部から窓越し等により目視可能な場所に貴重品を置かないこと
が重要である。
イ 交通事情
当地においては,信号無視,逆走,強引な割り込み等の危険運転や交通法規の不遵守は日常茶飯事であり,交通渋滞の問題も大きく,運転技術面・治安面において安全な公共交通機関も未発達である。
交通事故に巻き込まれないために,自ら運転することは避けるとともに,移動は短い距離であっても,自家用車(運転手付き),宿泊先等の送迎車,タクシー(ブルーバード)を利用することが望ましい。
2 自然災害
北スマトラ州カロ県にあるシナブン山(標高2,460m)が,5月7日,6月9日に噴火した。
噴火警戒レベルは1~4まであり,4が最も危険であることを示すところ,現在は3(地震・火山活動が活発化している状態)である。
立ち入り禁止区域には絶対に立ち入らないようにし,常に最新の情報に留意する必要がある。
3 対日感情
良好であり,特段の変化は見られない。
4 日本企業の安全に関する諸問題
関連情報はない。
(1) 犯罪の傾向
ア 一般犯罪
当地においては,路上において暴行や脅迫を加えて物を奪い取る「路上強盗」、追い越しざまなどに物を盗み去る「ひったくり」が頻繁に発生しており、主な被害品は、財布、現金、スマートフォンである。
被害に遭わないためには,
・ 路上でスマートフォンやタブレットを操作しない
・ 肩紐が頑丈なリュックサック,ショルダーバッグを携帯する
・ ショルダーバッグはたすき掛けにし,車道の反対側に携帯する
・ スマートフォン,財布等は,バッグ内のフックなどに結束する
・ 短距離でも車で移動する
・ ひったくりされやすく,万が一,ひったくられた場合,転倒する危険性が高いベチャ(三輪車),バイクタクシーの利用は避ける
などの対策が必要である。
また,被害に遭った際は,犯人が凶器を所持していることも念頭におき,決して抵抗しないことが重要である。
なお、邦人が被害者となる事件の発生はなかった。
イ 薬物犯罪
覚せい剤や大麻の所持等による検挙が後を絶たず,当館管轄内の6州(アチェ州、北スマトラ州、西スマトラ州、リアウ州、ジャンビ州、リアウ諸島州)の中では北スマトラ州における検挙が最も多い。
過去には,見知らぬ者から薬物と知らされずに物品の運搬を依頼された結果,密輸に関わったとして当地警察に検挙された例もある。
巻き込まれないようにするためには,
・ 見知らぬ者又は知人からでも物品の購入や運搬の依頼に安易に応じないこと
・ 購入・運搬を引き受ける場合は,物品に不審点がないか隅々まで確認すること
が重要である。
(2) テロ・爆弾事件発生状況
当地においては、テロ・爆弾事件の発生はなく、日本人や具体的な日本関連施設がテロの標的とされている情勢にもない。
しかし、5月中、インドネシア国家警察は、北スラウェシ州、西ジャワ州において大統領選挙に起因するデモ等の混乱に乗じたテロを企画していた者を検挙しており、当地においてもデモは頻繁に行われていることから、テロの格好の機会となる可能性がある。
テロの巻き添え被害を防ぐためにも,当地で標的とされる可能性が高い警察,軍及び政府関連施設,教会等の宗教施設(宗教行事),ショッピングモール,公共交通機関等不特定多数の人が集まる場所を訪れる際は,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した際は速やかにその場を離れるようにするなど,自らの安全を確保する行動をとる必要がある。
(3) その他
ア 刑務所における暴動の発生状況
刑務所において囚人が暴動を起こした上,数十名から数百名が逃走するという事案が、5月中は2件(リアウ州シアク県、北スマトラ州ランカット県)、6月中は1件(アチェ州北アチェ県)発生した。
未だ逃走中の囚人も存在すると思料され,逃走に必要な物品,現金等を得るために窃盗,強盗を敢行する可能性もある。
被害に遭わないためにも,上記1(1)ア記載の対策に留意するほか
・ 自宅や宿泊先,車両のドア等の確実な施錠
・ 外部から窓越し等により目視可能な場所に貴重品を置かないこと
が重要である。
イ 交通事情
当地においては,信号無視,逆走,強引な割り込み等の危険運転や交通法規の不遵守は日常茶飯事であり,交通渋滞の問題も大きく,運転技術面・治安面において安全な公共交通機関も未発達である。
交通事故に巻き込まれないために,自ら運転することは避けるとともに,移動は短い距離であっても,自家用車(運転手付き),宿泊先等の送迎車,タクシー(ブルーバード)を利用することが望ましい。
2 自然災害
北スマトラ州カロ県にあるシナブン山(標高2,460m)が,5月7日,6月9日に噴火した。
噴火警戒レベルは1~4まであり,4が最も危険であることを示すところ,現在は3(地震・火山活動が活発化している状態)である。
立ち入り禁止区域には絶対に立ち入らないようにし,常に最新の情報に留意する必要がある。
3 対日感情
良好であり,特段の変化は見られない。
4 日本企業の安全に関する諸問題
関連情報はない。