平成28年秋のお彼岸供養

平成28年9月27日
 去る9月25日(日),北スマトラ州メダン市郊外デリ・トゥアにあるメダン日本人墓地で「秋のお彼岸供養」が行われました。森川博文在メダン日本国総領事,本間寛臣メダン日本人会理事長,ケン・イワイ福祉友の会メダン支部長代行はじめ,当地在留の日本人の方々,日系二世から四世までの方々など約40人が出席して,それぞれの信仰に基づき,仏教やイスラム教の方法でお祈りを捧げました。現在の日本とメダン,さらには日本とインドネシアの良好な友好関係は,この墓地に眠る諸先輩方が長い年月をかけて礎を築いてこられた賜であることを改めて思い起こす機会となりました。
 
 このメダン日本人墓地には,古くは明治末頃に亡くなられた女性をはじめ,元日本兵の方,戦後インドネシア独立戦争に参加し,この地で亡くなられた方々など300柱を超える日本人の方々が眠っていらっしゃいます。
 
 毎年,春と秋のお彼岸に,メダン日本人会,福祉友の会メダン支部及び在メダン日本国総領事館で構成される「メダン日本人墓地管理委員会」がお彼岸供養を実施し,同委員会が同墓地の維持・管理を行い,その経費はお彼岸供養の際のご寄付,メダンに縁のある日本在住の方々や日本外務省からの支援で賄われています。