南ニアス県アフォレ・ススア中学校新校舎の完成式典について
令和5年7月26日


歓迎イベント 田子内総領事による挨拶


アフォレ・ススア財団との開校式テープカット 田子内総領事及びアフォレ・ススア財団理事長による記念碑除幕式
7月26日、北スマトラ州南ニアス県ウルススア郡フォンドラコラヤ村において、アフォレ・ススア中学校新校舎の完成式典が行われ、田子内 進在メダン日本国総領事及びアフォレ・ススア財団関係者が出席しました。本式典には、デフィット・スタオ・アマジホノ南ニアス県政府社会・人材専門官及びエリサマ・ラセ同県教育局員も参加しました。
本校舎の建設は、2022年10月20日に在メダン日本国総領事館とアフォレ・ススア財団の間で交わされた無償資金協力(1.181.340.000ルピア)に係る契約に基づいて行われました。これまで、アフォレ・ススア中学校の生徒達は、狭小で壁や屋根が一部欠損した教室や利用に適さないトイレなど、厳しい環境の下での学習を強いられていましたが、本プロジェクトによって新校舎が建設され、教室5室、教職員室1室、図書室1室及び4つのトイレが新たに完成しました。
ニアス島全体で中学校の数が不足している中で、アフォレ・ススア財団は今回の草の根無償資金を活用することによってこの地域における教育環境の整備を図り、より多くの生徒の受け入れを実現しました。
本完成式典の挨拶の中で、田子内 進在メダン日本国総領事は、草の根無償資金を通じて建設された新校舎によって、南ニアス県の子供達の教育の質の向上が期待され、一人でも多くの生徒達が適切な環境で教育を受け、地域の発展に貢献することを期待している、また、新校舎が適切に維持管理されることを願っていると述べました。
日本政府が実施する草の根無償資金協力は、地域がかかえる社会、教育、環境、保健など様々な分野におけるベーシック・ヒューマン・ニーズの問題解決に資するとともに、日本とインドネシアの友好協力関係の増進が期待されています。